そろそろ本気で学びませんか？ ヒカキン

個人的に、SNSはしない派なのですが、

この半年間、間欠的にめずらしくブログを書いてみたところ

いろいろ未知の世界に出会いました。

そのひとつが、SNSを使った個人ビジネス。

とりわけ

「"好きを仕事に的"ビジネス」

「"生き方が仕事に的"ビジネス」

というジャンルがあるんですね。

しかも最近「好きを仕事に」といっている"カリスマ"や

"ニッチなネット上の有名人"、

"ニッチなネット上の中高年アイドル"もいて、

ブームなんだな、ということがわかりました。

そこで、最近書いていたトピックとはだいぶ違いますが、

いったん、気になること、思ったことを、

ここにまとめて書き残しておきます。

彼らのビジネスを自分勝手分析すると、

実際かどうかは別として「憧れの姿」を

素敵写真などで見せることで、ファンを引きつけている印象。

ファンは、

「憧れのあの人」みたいになりたい

「憧れのあの人」に会いに行きたい

といって、お金を支払って「夢」を買います。

少しは何らかのノウハウも教えてくれるんでしょう。

また、リアル社会のアイドルより、

ネット上の「好きを仕事に的」アイドルは年をとっていて、

３０代、４０代、５０代と年齢幅は広いような気もします。

（最近は、リアルのアイドルも還暦過ぎてる人もいましたね）

でも、リアル社会の歌手とかの「アイドル・ビジネス」と

「"好きを仕事に的"ビジネス」、

ビジネスモデルとしては両者は何が違うのか！？

その辺り、・・・全く私には未だに理解ができません。

実は、１人の中高年「"好きを仕事に的"アイドル」に

何十人、何百人、何千人が

一斉にお布施・献金をしている状態では？？？

１人は「その他大勢」からもらう。

「その他大勢」は１人に払うだけで終わる。

その他大勢のなかから、

確かに１０分の１とか１００分の１とか１０００分の１とか

の割合でうまく結果が出る人もいるんだとは思います。

（分子１に当たった人は、「アイドル」に似た性格の人なのか、

本人の努力や才能ももちろんあったにしても、儲けもん。

投資も回収できますし。でもそんな人は何人いるんでしょう。）

つまり、

教祖になるか、信者になるか。

教祖になれるか、信者のままか。

９９％の人は・・・。

従来のアイドルのビジネスモデルの場合は、

ファンは夢を買っている、応援していると認識しているので

お金を支払う目的と結果が一致している。

アイドルにお金を払っても、

応援しながら盛り上がって楽しもうとおもうけど、

基本「ファン自身がアイドルになろう」とは思わない。

最初から最後まで「完全に趣味の世界」と言い切れる。

趣味なら、出費は覚悟の上。収入も期待しません。

だからそれはそれでOKなのです。

でも、「好きを仕事に的」ビジネスモデルが微妙だな。。。

と思うのは、

ファン？信者？がお金を払いながら、

今後は自分が憧れの人のように稼げるようになるかも。。。

と錯覚させるべく、ふわふわポヨポヨと安易に夢を与えている

みたいにみえるところなのです。

だって、（←によると）

３００万円以上稼ぐ女性起業家は５％

３００万円以上稼ぐ女性（会社員も含む）は約３０％

起業や企業の１０年生存率も思いのほか少ない。

（１％以下から、５～６％からいろんなデータがあります。

企業なのか起業なのか、規模が何人のものなのかで

データに差がある模様。）

それに、今月７桁とかよくいいますが、

月商と月収（＝売り上げ－経費）は違いますよね。

経費が売り上げを上回ってたら、赤字だし。。。

今月７桁がその月だけでなく１２ヶ月続いているのか、

というところもあるし。

つまり、そもそも、起業って誰でもできるけど、

緻密な戦略と戦術、

日々の地道な努力と経営センスなしには

生き残れないもののはずでは？

それなのに、

セミナー代が１回で数十万とか、

場合によっては数百万円とか。

それを受ければ、認定されます、稼げますとか。

ホントのホントのホントにホント？？？

しかも継続率や継続可能性はどうなの？？？

働いたことのある人はわかると思いますが、

数十万稼ぐのって、ものすごいエネルギー使うわけですよね。

それに１年に３００万円以上稼げる女性は現実３０％。

なのに、どうして、

ホイホイと実績すら「謎の人」たちに払ってしまえるのか。

払わずに、手元においておけば、

疲れた身体を休め、１年稼がず休むことだってできるのに

なんか、マルチとか悪徳商法と構造とかニュアンスが

似てる気がして・・・

自己肯定感の低い人、情報弱者、判断能力の低い人を

ターゲットにしているような印象すら受けます。

「好きな仕事的起業ブーム」で、

貴重な手元のお金や、しっかり稼げるはずの仕事を

無駄に失っている人、いないんでしょうかね。

大丈夫なのかな？？

ご参考までに↑こんな感じの記事もありました。

「"好きを仕事に的"ビジネス」のターゲットは、

おそらく、

自分の稼ぎ力や、職場に不満がある人。

でも、まぁ、そもそも勤め人で、

職場に全く不満がない人って１人もいないとおもうんですよ。

職場は、株主の自己実現メインだったり、

オーナーの自己実現メインだったりするんだから。

でも、

目線をぐるりと変えると

雇い主やオーナー、起業家こそ逆に不安定。

価値観が年々かわり、変化の激しい時代です。

AIやITに仕事が奪われたら、従業員を食べさせていけるのか・・・

今日「いいね！」をもらったけど、明日は飽きられるかも。

今年は売れているけど、来年は大丈夫か、１０年持つか・・・

絶対安心安全という雇い主はひとりもいないでしょう。

逆に、全く不安を感じませんみたいな鈍い人は

全く先手を打てないのでそれも不適格ですよね。

つまり、「"好きを仕事に的"ビジネス」は

つくづく、いろんな意味で「不満と不安のビジネス」。

だから、仕事に不満がある人は、

「"好きを仕事に"アイドル」などに高額お布施して

自分の貴重な資産を減らす前に、

職場の不満はどこからくるのかな？

自分は社会との繋がりに飢えているのかな？

自己承認欲求が満たされない原因はどこかな？

お茶でも飲んで、一服して

立ち止まって、自分を振り返る余裕をもてれば、

自分の目の前に広がるたくさんの選択肢が

無料でだって、おのずと見えてくるはず。

選択肢は「心の余裕」がないと見えませんからね。

だから、「好きを仕事に的な中高年ビジネス・アイドル」に

ビジネス講座やコンサル代、セミナー代として

高額のお布施などせずとも、

自分自身を好きになったり、

自分の生活を愛せたりできる方法は

いくつもあるんじゃないのかな？

そもそも、

仕事は、自分が好きか嫌いかでするもんではないはずなのです。

仕事は、誰かの問題解決のために存在しているのですから。

それに、

仕事にフォーカスしすぎなくても、人は幸せに生きられます。

仕事にフォーカスしすぎる人は、「仕事中毒」の傾向があるのです。

何が何でも仕事を人生の中心に持ってきたい人とか、

仕事以外はほぼ何も要らないくらいの位の人だけ、

仕事にフォーカスすればいいのです。

でも、そこが目指すところか・・・？？？という人の場合は、

仕事云々よりも、

生活全体を豊かに彩る視点を大切に

仕事にフォーカスしすぎなくていい人が、

仕事に全力でフォーカスできないことに不必要な悩みをもつと、

「”好きを仕事に的”ビジネス」のターゲットに

されてしまう可能性も。

「教祖（ビジネス・アイドル？）」の不安を解消するために、

自分の「不満」を差し出さなくてもいいはず。

だって、自分には、もともと価値があるんだから。

自分や自分の毎日を肯定的に受け入れることができれば、

仕事に対して好きとか嫌いとかすら気にならなくなります。

それこそが、大切なポイントなのでは。

ちなみに、有名なユーチューバーのヒカキンさんが

今週の３月１９日のNHKの「仕事の流儀」で、

３６５日ネタをつくってネットに上げるストレスについて語っていました。

好きなときに起きて、好きを仕事にするのも、

楽しいだけでは済まないんですね。。。

こちらもだから、本当かわかりませんが、

なんだか大変そうです。

また、阿川佐和子さんも

といっていますが、

働き続け、還暦を過ぎた人のお言葉。

・・・深いですね。

生きる、って、ただそれだけで大仕事

なのです。誰にとっても。